2014.6.1 グローバル研修コンサルティング株式会社

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                                     使うためのマネーマネージメントVOL5

目次
 1.MMZ
   ・売り時待ち
  
 2.コース
   ・2014年コース
   

 3.街角景気
   ・建築ラッシュ
   
 4.投資材料
   ・オオカミとキティちゃん
   

MMZ
■売り時待ち

 研修用教材として2014年1月に「リフレッシュ ファンド」を設定し、MMZにより運用するといかなる結果をもたらすかを実投資環境のもとでの実績を定期的に紹介しています。
 投資金額は200万円で開始しました。

 5月のMMZ売買インジケーターはご覧のようになっており、売りシグナルも買いシグナルも点灯しておりませんので売買はありませんでした。

 現在のファンド資産状況は下記の通りです。

  新規購入銘柄 なし
  新規売却銘柄 なし

  保有株式 1600株 
  残手元現金    50万円

  5月末の株式評価額 173万円

  5月末の資産合計金額 223万円

 5月末現在で資産合計金額は23万円のプラスとなっています。

 このようにMMZは売買のタイミングを教えてくれますので、じっくりと売買のタイミングが訪れるのを待つだけです。


                        2014年5月31日
                        グローバル研修コンサルティング株式会社
 
○研修用教材「リフレッシュ ファンド」 資産推移
 
○MMZ売買インジケーター
 
■用語「成行売り」を学ぶ

 株式を買売するには証券会社に売買注文を出す必要があります。この時に注文方法を指定します。用語「成行売り」とは、売注文における注文方法の一つで、売りたい株の価格を指定しないで注文する方法です。「成行売り」で注文を出すと最も価格が高い買い注文に対応して注文が即座に成立することになります。いくらでもいいからとにかく売りたいという場合に使用します。
 下の例はある瞬間におけるある銘柄の市場の状況を示したものですが、この状況で1000株の「成行売り」注文を出すと3,334円で売れることになります。


 
 
 

■MMZコース
 ○コース開催予定   
    2014年7月に開催です。
    募集は5月からになります。
    
コード コース名 開始・終了時間 受講費 開催場所 開催日
MMZ401 使うための
マネーマネージメントZ入門
13:00〜16:00 20,000円 東京 7月9日
 
    株式投資の経験がない方を対象としたコースです。
  
 






                  
3.街角景気

  ■建築ラッシュ

 この4月に高知県内の海岸線を高知空港から足摺岬まで歩いてみました。このエリアは南海トラフ地震による津波被害が予想されている地域ですので随所にその対策が見られます。幸い私の滞在中には何もありませんでしたがこればかりはいつ起こるかはわかりません。高知湾沿いを歩いていてまず目に止まったのは津波避難所です。まだ建設途中のようでしたが4、5階ビルに相当するような建造物が海からは1kmも離れていない道路沿いにありました。この周りは昔ながらの家々が点在する海抜5メートルに満たないないようなところで、近くの山までは距離がありそうですのでこのような建造物が必要とされるわけです。高知空港から高知市内に出るまでに2か所ほでこのような建造物を見かけました。
 次に高知市内から桂浜を経由して四万十市まで歩いて気づいたのは、海岸沿いに墓地の多いことです。国道に面した広い土地を公園墓地として販売しているところもありました。昔から津波の対策として海岸沿いには人は住まないで墓地とか松林として利用していたようです。売り地の看板もよく見かけましたが海沿いに新たな家を建てようという人はそう多くはなさそうです。たまに海岸沿いに立派な建物があったりしましたが老人ホームでした。一方、高台の道路の面した場所では新築の家をよく見かけました。分譲地でもないような場所なのですが真新しい家が点在していました。建築中の家も何軒か目にしました。どうやら海岸沿いに住んでいた人が高台に引越ししてきたようです。住宅再建ニーズは東北ばかりではなく、四国の地でもかなりあるようです。住宅メーカーとしてはこんなところにも商売のネタが転がっているというわけです。
 
4.投資材料

  ■オオカミとキティちゃん

 5月は素人投資家にとって現在の市場参加者の属性を知ることのできる興味深い事象が発生しましたので紹介します。5月22日に東京株式市場でキティちゃんでお馴染みのサンリオ株が急落し、制限値幅の下限(ストップ安水準)となる2410円を2回つけました。出来高も約2400万株と発行済み株式数 89,065,301 株の1/4以上を記録するという結果となりました。たまたま市場開始の9時に値がつかないサンリオ株を見ていたのですが9時現在では19万株の成り行き売りが出ていて、買いは数千という状況でした。というわけで時間とともに気配値は切り下がり前日終値の10%安の310円安の2800円で商いは成立しましたが、ここからは売り物が殺到しあっという間に制限値幅の下限(ストップ安水準)となる2410円になってしまいました。一般的にはよほどの悪い材料が出ない限りストップ安になることはないのですが、今回は企業業績に悪影響を与えるような公式発表がない中での下落となりました。市場ではあと付けの理由らしきものが解説されていましたがなぜ本当の理由を言わないのか不思議でなりません。
 私の推測では、この日の3か月平均買いコストは3300円前後と推測されますので、2800円を下回ると20%以上の下落となり、プロ連中はロスカットを発動してきます。ロスカットとは損切りのことです。このロスカットがオオカミだと考えています。このオオカミに個人投資家も振り回されたものと推定されます。合わせて、売りを生業にしている売り方の格好のターゲットとなったと考えています。この暴落で売り方は容易に実利を手に入れたわけです。素人の手の出す世界ではありません。この株は業績の割には高株価でしたから、業績と株価が連動していないと時としてこのようなことが起こるよい教材です。MMZでは選択する銘柄を研究するために長期に渡って観察することをお勧めしておりますのでこのような銘柄も学習材料としては面白いかもしれません。ただし、実際に買いを入れるのは割安になってからで十分です。
 
スペインでもキティちゃんは人気 
 


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